【危険負担】過去問を「型」で解く ─ いきなり「誰のせい?」で考えない4ステップ

危険負担の順路 1 / 6 なぜ「型」で解くのか
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危険負担を「型」で解く
─ いきなり「誰のせい?」で考えない

「家が地震で消えた、代金はどうなる?」——危険負担はいきなり民法に飛びついても解けません。4つの関門を順番に通る型さえ持てば、2020年大改正の本丸も怖くなくなります。

危険負担の過去問でこんな経験はありませんか?「『当然消滅』と書いてあるのに正解…だっけ?誤り?」「特約と引渡しの順番を忘れた」。それは改正前後の知識が混ざり、論点を丸暗記しているから。危険負担は「第0関門 → Step 1 → Step 2/3/4」の順で関門を通る型さえ持てば、安定して得点できます。

① この型で何ができるか

こんな人に効きます
  • 「当然消滅」と「履行拒絶権」の違いが曖昧で、改正後の罠を見抜けない
  • 「特約」「引渡し」「誰のせい?」の順番を忘れて、いきなり§536に飛びついてしまう
  • 履行遅滞中・受領遅滞中の「強制ワープ」(§413の2/§413の2第2項)で結論が逆転することに気づけない
まず1問、型を体験してみる
(平成19年 問10 肢4 改題) 甲建物が引渡し前の時点で自然災害により滅失した場合、Bは、代金支払債務の履行を拒むことができる。〇か×か?
1
第0関門:特約なし/引渡し前 → 通過
2
Step 1(帰責事由):自然災害=双方無過失 → Step 4へ
3
判定軸:改正後§536①は「拒むことができる」(履行拒絶権)。記述と一致
4
結論:記述のとおり → 〇(正しい)
これが「型」です。「当然消滅」と暗記していた人は、ここで罠にハマります。改正後は「拒絶権」——買主が払わない権利を持つだけで、債務は当然には消えません。

② なぜ「型」が必要か

個別暗記(つまずく人)型(解ける人)
いきなり「誰のせい?」で考えて、特約・引渡しを見落とす第0関門(特約・引渡し)→ Step 1の順で必ず関門を通る
「当然消滅」と「履行拒絶権」が混ざる改正後=拒絶権と1パターンで暗記。「当然消滅」は旧法の亡霊
履行遅滞中・受領遅滞中のワープを忘れて結論が逆転遅滞中=相手のミス扱いと一発判定(§413の2/§413の2第2項)
この型のカバー範囲

危険負担の過去問は、4つの関門(特約・引渡し/売主のミス/買主のミス/双方無過失)で仕分けます(型の外に出るのは解除・債務不履行など他カテゴリとの境界肢)。核の「履行拒絶権」「当然消滅は旧法の罠」は、この4つの関門で判定できます。注意点は、2020年改正で§536①が「当然消滅」から「履行拒絶権」へ変更されたこと。改正前の過去問(H19・H8・H1など)は現行法のルールで解き直し、「当然消滅」と書かれた肢は即×と判定できるようになります。

③ 4つの関門の型

問題文のキーワードで関門を仕分けます。第0関門で結論が出たらそこで終了。順番が大事です。

危険負担の判断アルゴリズム(全体マップ)
第0関門+4Step+トリガー表+過去問ワークアウトを1ページで

④ この型の使い方

危険負担の問題を見たら、まず「特約はあるか/引渡しは済んでいるか」を確認してください。第0関門で結論が出れば、もうStep 1(誰のせい?)に進む必要はありません。第0関門を抜けたら、原因が売主のミス/買主のミス/双方無過失のどれかを見極めて、対応するStepへ。「当然消滅」と書いてあれば即×——この見分けで2020年改正カテゴリの引っかけワードの多くを見抜けます

まずはここからスタート 👇
1:第0関門(特約・引渡し)から始める
読み終えたら | 危険負担の順路 1 / 6
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