競売で立派な日本家屋を買ったら、庭石も雨戸もエアコンも全部むしり取られていた──そんな事態を法律は許しません。不動産の価値はセットでこそ輝く。だから抵当権は、家にくっついた付加物(附合物)はもちろん、設定時にあった従物(セット品)にも🧲磁石のように及ぶ。この「磁石の法則」を一撃で押さえます。
本日のターゲット問題(平成元年 問7 肢3)
抵当権の効力は、抵当権設定行為に別段の定めがあるとき等を除き、不動産に附合した物だけでなく、抵当権設定当時の抵当不動産の従物にも及ぶ。
【Step 1】磁石の法則 ─ オマケはどこまでついてくる?
① 付加物(附合物)=ガッチリ合体・取り外せない
例)庭木・雨戸・建具・壁紙 → 無条件で及ぶ(§370)
② 従物=独立しているがセットで価値が上がる
例)石灯籠・エアコン・洗車機・地下タンク
→ 「設定時に存在していれば」及ぶ(§87②)
本問:附合物+設定当時の従物に及ぶ …… ○
※及ぶ理由:バラ売りすると担保価値が暴落するから
答え:◯(正しい)
附合物は無条件・従物は「設定時にあれば」抵当権の効力が及ぶ(🧲磁石の法則)。バラ売りすると担保価値が暴落するから、不動産は「一番価値が高いセット状態」で売れるようにした。本問は記述どおりで○。
§370(抵当権の効力の及ぶ範囲):抵当権は、抵当地の上に存する建物を除き、その目的である不動産に付加して一体となっている物に及ぶ。(後略)
§87②(主物及び従物):従物は、主物の処分に従う。
【ポイント】附合物は§370で無条件に及ぶ。独立した従物は、§370と§87②をあわせて、抵当権設定当時に存在していたものに及ぶ(地下タンク・洗車機等)。
暗記ポイント
🎯 試験本番ではこう即答する:附合物=無条件/従物=設定時にあれば及ぶ(🧲磁石の法則)。「設定当時の従物」という言葉は出題者からの「○でOK」サイン。
| 分類 | 特徴 | 具体例 | 効力 |
| 付加物(附合物) | 合体して取り外せない | 庭木・雨戸・建具・壁紙 | 及ぶ(無条件) |
| 従物 | 独立だがセットで価値が高まる | 石灯籠・エアコン・洗車機・地下タンク | 及ぶ(※設定時に存在) |
🏋 過去問アルゴリズム道場
抵当権の効力は、抵当権設定行為に別段の定めがあるとき等を除き、不動産に附合した物だけでなく、抵当権設定当時の抵当不動産の従物にも及ぶ。
記述どおり ○
附合物は無条件・従物は設定時にあれば及ぶ(🧲磁石の法則)。バラ売りで担保価値が暴落するのを防ぐため。
抵当権の効力は、抵当権設定行為に別段の定めがあるとき等を除き、不動産に附合した物だけでなく、抵当権設定当時の抵当不動産の従物にも及ぶ。
設定当時の従物は?
本肢の結論は?
『附合物だけでなく設定当時の従物にも及ぶ』は正しい?
記述どおり ○
附合物は無条件・従物は設定時にあれば及ぶ(🧲磁石の法則)。バラ売りで担保価値が暴落するのを防ぐため。
【まとめ】📌 この記事の核心
📌 この記事の核心
⚖ 抵当権は付加物(附合物)には無条件で、従物には「設定当時に存在していれば」及ぶ(🧲磁石の法則)。不動産をバラ売りすると担保価値が暴落するため、一番価値の高いセット状態で売れるようにした。本問は附合物+設定当時の従物で○。