─ 全員?過半数?単独?4つのStepで仕分ける
「共有物の変更には誰の同意が必要?」「不法占拠者は単独で追い出せる?」「独占している共有者は?」——どれもStep 1(変更・管理・保存)→ Step 2(外部)→ Step 3(内部)→ Step 4(分割)の4関門で仕分けるだけ。
※アルゴリズム記事では Step 0(現在地)→ Step 1(行為の3階層)→ Step 2(請求の相手=外部・内部を統合)→ Step 3(分割)の番号で進みます。この記事のStep 2・3はアルゴのStep 2に対応。番外編の論点はアルゴのダッシュボード・即答行で扱います。
共有の過去問でこんな経験はありませんか?「全員・過半数・単独の使い分けがあやふや」「『不法占拠者の追い出し』を管理行為と混同」「『独占共有者を当然に追い出せる』と思い込む」。共有のルールは「相手は外部か内部か」「重大さの3階層」を軸に整理すると見通しよく解けます。
① この型で何ができるか
- 「変更・管理・保存」の3階層がごちゃごちゃに混ざる
- 外部の敵(不法占拠者)と内部(独占共有者)の対応の違いがわからない
- 裁判による分割が「現物分割のみ」と思い込む
② なぜ「型」が必要か
| 個別暗記(つまずく人) | 型(解ける人) |
|---|---|
| 「全員・過半数・単独」をバラバラに暗記 | 3階層(保存・管理・重大変更)で一発仕分け |
| 外部の敵と内部の共有者を同じルールで判定 | 外部=単独可/内部=持分の盾あり |
| 裁判分割は「現物のみ」と思い込む | 現物・価格賠償・競売の3方法から柔軟に |
共有の過去問では、4つのStep+番外編で大半の肢が解けます(残りは型+αの知識肢=アルゴの⚡即答行で補完)。注意点は令和5年(2023年)4月施行の改正で「所在等不明共有者の除外」「短期賃貸借の特則」「裁判分割の価格賠償明文化」などが新設されたこと。改正対応で全Step整理しています。
③ 4つのStep+番外編の型
問題文のアクションと相手で判定軸を仕分けます。各カードから詳しい解説に進めます。
保存(単独)/管理(過半数)/重大変更(全員一致)。 解説 →
不法占拠者の明渡しは単独可・損賠は持分のみ。 解説 →
独占共有者は「持分の盾」で当然明渡し不可。 解説 →
いつでも分割可・裁判は現物/賠償/競売。 解説 →
無断売却=他人物売買として有効・賃貸期間・分割袋地。 解説 →
④ この型の使い方
共有の問題を見たら、まず「アクションの種類(変更・管理・保存)」を仕分け、次に「相手は外部か内部か」を判定。Step 1で同意要件、Step 2/3で明渡し請求の可否、Step 4で出口の分割方法を決める。「重大変更に過半数で足りる」「独占共有者を当然に追い出せる」「裁判は現物分割のみ」と書いてあれば即×と判定できれば、罠の多くを回避できます。