【共有】過去問を「型」で解く ─ 全員/過半数/単独を仕分ける4関門+番外編

共有の順路 2 / 9 なぜ「型」で解くのか
💡 先に解いてから読みたい方へ:この記事は「なぜ型で解くのか」の説明です。いきなり力試しをするなら 腕試し5問(3分) からどうぞ。
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共有を「型」で解く
─ 全員?過半数?単独?4つのStepで仕分ける

「共有物の変更には誰の同意が必要?」「不法占拠者は単独で追い出せる?」「独占している共有者は?」——どれもStep 1(変更・管理・保存)→ Step 2(外部)→ Step 3(内部)→ Step 4(分割)の4関門で仕分けるだけ。
※アルゴリズム記事では Step 0(現在地)→ Step 1(行為の3階層)→ Step 2(請求の相手=外部・内部を統合)→ Step 3(分割)の番号で進みます。この記事のStep 2・3はアルゴのStep 2に対応。番外編の論点はアルゴのダッシュボード・即答行で扱います。

共有の過去問でこんな経験はありませんか?「全員・過半数・単独の使い分けがあやふや」「『不法占拠者の追い出し』を管理行為と混同」「『独占共有者を当然に追い出せる』と思い込む」。共有のルールは「相手は外部か内部か」「重大さの3階層」を軸に整理すると見通しよく解けます。

① この型で何ができるか

こんな人に効きます
  • 「変更・管理・保存」の3階層がごちゃごちゃに混ざる
  • 外部の敵(不法占拠者)と内部(独占共有者)の対応の違いがわからない
  • 裁判による分割が「現物分割のみ」と思い込む
まず1問、型を体験してみる
(令和6年 問3 肢1) 甲土地に、その形状又は効用の著しい変更を伴う変更を加える場合には、共有者の過半数の同意が必要であり、本件ではA・B・C 3人の同意が必要となる。〇か×か?
1
Step 1:アクションは「形状・効用の著しい変更」=重大変更
2
判定軸:重大変更は§251で全員一致。過半数では足りない
3
結論:「過半数で足りる」は誤り → ×(誤り)※では所在不明のDがいる場合に「全員」をどう揃えるか(裁判所の決定で除外できる)は、アルゴ記事の実演Bで続きを解説
これが「型」です。3階層仕分け(保存・管理・重大変更)でアクションの軽重を判定。「重大変更=全員一致」を即答できれば罠を回避。

② なぜ「型」が必要か

個別暗記(つまずく人)型(解ける人)
「全員・過半数・単独」をバラバラに暗記3階層(保存・管理・重大変更)で一発仕分け
外部の敵と内部の共有者を同じルールで判定外部=単独可/内部=持分の盾あり
裁判分割は「現物のみ」と思い込む現物・価格賠償・競売の3方法から柔軟に
この型のカバー範囲

共有の過去問では、4つのStep+番外編で大半の肢が解けます(残りは型+αの知識肢=アルゴの⚡即答行で補完)。注意点は令和5年(2023年)4月施行の改正で「所在等不明共有者の除外」「短期賃貸借の特則」「裁判分割の価格賠償明文化」などが新設されたこと。改正対応で全Step整理しています。

④ この型の使い方

共有の問題を見たら、まず「アクションの種類(変更・管理・保存)」を仕分け、次に「相手は外部か内部か」を判定。Step 1で同意要件、Step 2/3で明渡し請求の可否、Step 4で出口の分割方法を決める。「重大変更に過半数で足りる」「独占共有者を当然に追い出せる」「裁判は現物分割のみ」と書いてあれば即×と判定できれば、罠の多くを回避できます。

まずはここからスタート 👇
1:Step 1(3階層仕分け)から始める
読み終えたら | 共有の順路 2 / 9
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