💡 先に解いてから読みたい方へ:この記事は「なぜ型で解くのか」の説明です。いきなり力試しをするなら 腕試し5問(3分) からどうぞ。
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相殺を「型」で解く
─ 「誰が・どの債権で攻撃するか」を見るだけ
─ 「誰が・どの債権で攻撃するか」を見るだけ
「自働債権?受働債権?」「不法行為は相殺できる?」「差押えと時効の時系列が混乱する」……相殺は3つのPhaseに仕分けるだけ。誰が攻撃を仕掛けたかを見極めれば、無感情なパズルとして解けます。
相殺の過去問でこんな経験はありませんか?「どっちがどっちの借金をチャラにするんだっけ」「不法行為と書いてあるから×でいいよね?」。それは論点を丸暗記しているから。相殺は「自働債権(攻撃側)はどれか」を最初に押さえる型さえ持てば、本試験のパニックがなくなります。
① この型で何ができるか
こんな人に効きます
- 自働債権・受働債権の区別で混乱する
- 「不法行為」を見ると反射的に×にしてしまう
- 差押え・時効の「時系列」がごちゃごちゃになる
まず1問、型を体験してみる
(令和7年度 問4 肢4) Aが、Bの悪意による不法行為に基づく損害賠償請求債権をBに対して有している場合、Aは自分の借入金返還債務を当該損害賠償請求債権で相殺できる。〇か×か?
1
仕分け:「不法行為・損害賠償」→ Phase 2(受働債権の制限)
2
判定軸:禁止されるのは受働債権が不法行為債権(加害者がチャラにする)のとき。本問のAは被害者で、損害賠償を自働債権に使っている → 禁止に当たらない
3
結論:被害者からの相殺はOK → 〇(正しい)
これが「型」です。「不法行為だから×」と暗記反射するのではなく、「誰が・どの債権で」を見るだけで罠を回避できました。
② なぜ「型」が必要か
| 個別暗記(つまずく人) | 型(解ける人) |
|---|---|
| 「不法行為=相殺禁止」と丸暗記して罠にハマる | 「受働債権か自働債権か」で加害者/被害者を判定 |
| 弁済期・差押え・時効の結論をバラバラに暗記 | 「自働債権はどれか・いつ取得・いつ適状」の時間軸で統一 |
| 初見の時系列問題でパニック | 3Phaseに仕分けるだけなので動じない |
この型のカバー範囲
相殺メインの過去問では、4つの核心論点(弁済期/不法行為/差押え/時効)で大半の肢が解けます。「連帯債務者の相殺」「債権譲渡と相殺」は出題頻度が高いものの、それぞれ連帯債務カテゴリ・債権譲渡カテゴリで扱うのが筋なので、そちらへ案内します(相殺アルゴのトリガー表にも入口を用意)。
③ 3つのPhaseの型
まず自働債権/受働債権を見分け、キーワードでPhaseを仕分けます。各カードから詳しい解説に進めます。
Phase 1基本要件
自働債権の弁済期(攻撃できる状態か)。 解説 →
Phase 2受働債権の制限
不法行為と相殺禁止(加害者×・被害者○)。 解説 →
Phase 3特殊・時系列
差押えの横入り/時効のすれ違い復活。 解説 →
相殺の判断アルゴリズム(全体マップ)
Step 0スキャン+3Phase+トリガー表+過去問ワークアウトを1ページで
④ この型の使い方
相殺の問題を見たら、まず「自働債権(自分から攻撃する側)はどれか」を特定し、キーワードで3つのPhaseに仕分けてください。あとは各Phaseの判定軸(自働債権の弁済期/加害者か被害者か/差押え・時効の時系列)に当てはめるだけ。結論の丸暗記は不要です。
まずはここからスタート 👇
1:攻撃の絶対条件(基本要件)から始める
読み終えたら | 相殺の順路 2 / 7