【弁済】過去問を「型」で解く ─ 登場人物の属性を見るだけで〇×が決まる

弁済の順路 2 / 7 なぜ「型」で解くのか
💡 先に解いてから読みたい方へ:この記事は「なぜ型で解くのか」の説明です。いきなり力試しをするなら 腕試し5問(3分) からどうぞ。
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弁済を「型」で解く
─ 登場人物の属性を見るだけで〇×が決まる

「第三者弁済」「偽物への弁済」「供託」……弁済はバラバラな知識に見えて、実は5つのPhaseに仕分けるだけ。問題文のキーワードを拾えば、毎回同じ手順で正解にたどり着けます。

弁済の過去問を解いていて、こんな経験はありませんか?「借地上の建物の賃借人は払える、でも親友は払えない……理由を覚えきれない」「準占有者って何だっけ」。それは論点を1つずつ丸暗記しているからです。弁済は「誰が・誰に・何で払うか」を見極める型さえ持てば、暗記量を増やさずに得点できます。

① この型で何ができるか

こんな人に効きます
  • 予備校・独学で弁済を勉強したが、過去問で〇×を間違える
  • 「正当な利益」「善意無過失」「供託」の論点がごちゃごちゃになる
  • 条文を覚えても、本番でどう使うか分からない
まず1問、型を体験してみる
(平成20年度 問8 肢1) 借地人が地代の支払を怠っている場合、借地上の建物の賃借人は、借地人の意思に反しても、地代を弁済することができる。〇か×か?
1
仕分け:「第三者(賃借人)が代わりに払う」→ Phase 1(誰が払う?)
2
判定軸:その人、踏み倒されたら自分も道連れで財産を失う立場か? → 賃借人は土地契約が解除されると建物から追い出される=道連れ=正当な利益あり
3
結論:正当な利益がある第三者は、債務者の意思に反しても弁済できる → 〇(正しい)
これが「型」です。個別の判例を暗記したのではなく、「道連れか?」という1つの判定軸で答えが出ました。弁済の全問題が、この調子で5つのPhaseに乗ります。

② なぜ「型」が必要か

個別暗記(つまずく人)型(解ける人)
論点ごとに結論を丸暗記(賃借人は〇、親友は×…)「道連れか?」の1軸で第三者弁済を全部判定
「準占有者」など旧用語で固まる外観+善意無過失の1パターンに読み替え
初見の言い回しに対応できない問題文を5Phaseに仕分けるだけなので初見でも動じない
この型のカバー範囲

弁済をメインにした過去問(H5・H11・H12・H17・H20・R元)では、この5つのPhaseで大半の肢が解けます。1回しか出ていない「弁済の充当」はあえて型に入れていません(暗記コストの割に得点に繋がらないため)。「代価弁済」は抵当権カテゴリで扱います。得点に直結する論点だけに絞った型です。

④ この型の使い方

弁済の問題を見たら、「誰が・誰に・何で払うか」を問題文から拾い、5つのPhaseのどれかに仕分けてください。あとは各Phaseの判定軸(道連れか/善意無過失か/正当な理由があるか)に当てはめるだけ。個別の結論を暗記する必要はありません。

まずはここからスタート 👇
1:誰が払う?(第三者弁済)から始める
読み終えたら | 弁済の順路 2 / 7
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